BALIUS2は水冷式のエンジンですので、勿論エンジン冷却にはLLC(ロングライフクーラント)を使用しております。
冷却剤としては水でも良いのだそうですけど(サーキットはLLC不可らしいですね)、市販のLLCには防錆剤とか入っててラジエーターとか冷却ラインの保護に一役かってるんだそうですね〜
いろんなところで調べてみたんですけど、毎年変えてるって人もいれば、変えたこと無いって人もいる。
だいたいの方は2年おきって感じなんすかね?
アオちゃん(BALIUS2)も納車から丸2年を過ぎました。納車時点検で入れ替えやってくれてるって言ってたから、そろそろ替え時。
バイク屋さんに任せようかと思ったんですけど、一応、自分でやっておきましょうかね〜
あ〜LLCの主成分エチレン・グリコールは劇薬みたいなんで、下水に流しちゃダメらしいですな。オイルぽいパックに吸わせて捨てるのはOKなんかな?
ガソリンスタンドやバイク屋さん、自動車屋さんに廃棄依頼するのが一番良さそうですね〜

 
LLC交換クーラントと言っても千差万別、値段的にもカナリ違ってるのがいっぱいありますな〜
正直、どのレベルのモノを入れれば良いのかわかんなかったんですけど、一応、良い評判しか聞こえてこないWAKO'Sさんの2L入りを選定してみました。
他とく比べるとちょっとお高めですけど、2年に1回なら特に気にする価格差じゃ無いですよね〜
でも使うのは1L程度でしょうから、残りの1Lはどうなるんだろう?次回交換時までもつのか?
LLC交換という事で交換作業の前準備。
2Lのペットボトルを用意いたしました。
1本には40%程度に希釈したLLCを作成。
30%希釈でも良さそうですけど、後で水足したりする事もあるでしょうから、少し濃いめっす。
もう1本は上部に穴を開けて、古いLLC排出時の受けに使います。
LLC交換まずは燃料タンクをずらしてラジエーターキャップとフィルターにアクセス出来るようにしておきます。
LLC入れ替え後にエンジンかけてウォーターポンプを回すんで、フューエルチューブは繋いだまま。チューブが折れ曲がらないような位置に置いておきました。
LLC交換早速、古いLLCの排出。
ウォーターポンプ下の排出用ドレンボルトを抜いて排出します。
この段階ではチョロチョロとしか出ませんけど、ラジエーターキャップを外すと「ドバッ」っと出てきます。
立てておいたペットボトルが倒れる勢いっす(;^_^A
若干、こぼしてしまいました・・・
水蒔いて証拠隠滅(笑
オイルと違っていつまでも垂れてくるって事は無いんで、ちょっと一服してれば排出完了っすね〜
LLC交換BALIUS2の場合、冷却液フィルターを取り外すのは結構面倒臭いっすな〜
凄い狭い場所に押し込められてる感じで、作業スペースが全然無いのよ。それでもプライヤーとラジオペンチを使ってなんとか取り外しました。
中から出てくるフィルターアッシー。キチャナイ・・
金属メッシュのフィルターみたいなんすけど、なんか色々からみついてる。
ほんとはこの部分は入れ替えた方が良いのでしょうけど、未手配ゆえ再利用。タワシでゴシゴシしてみたけど、あんまり綺麗にならなかったな〜
次回は要交換っす。
LLC交換フィルターを元の位置に戻して、ラジエーター内洗浄。
ラジエーターキャップ部から水を流し込んで、排出ドレンから綺麗な水が出てくるまで
あんまり汚いのは出てきませんでしたから、ラジエーター内やライン内に錆とかの発生は無さそうな感じですね〜
LLC交換続いてリザーブタンクの取り外し。
上下2カ所にチューブが繋がってるんで、それを外してボルト2本抜くと外れます。
タンク周りは中々掃除する機会も無いんで水拭き掃除しておきました。結構砂埃がありましたね〜
タンクも汚れてたし、LLC抜いたら少し汚れが沈殿してた。
綺麗になるまで水洗い〜
LLC交換リザーブタンクを元の位置にもどしました。
綺麗なタンクは美しくて良いですね〜
チューブ付け忘れると、あふれたLLCを撒き散らす事になるんで注意っす。
LLC交換さあ、新しいLLCを投入してゆきましょう。
エアかみを最小限にしたかったんで、ゆっくりゆっくり。
ラジエーターキャップ部の上まで入ったらしばし休憩。
水面が下がったら追加投入っす。
LLC交換リザーブタンク内にもLLCを投入。
まだエア抜きしてませんけど、一応、規定値の中間値まで入れておきました。
しばらくの間は、こいつの水面位置は要チェックっすな。
LLC交換一番重要なのがシリンダー内のエア抜き。
BALIUS2の場合、この位置にエア抜きがもうけられてます。
ちょっと狭い位置にぼるとがあるので、工具を選ぶかもですね
 
Netで調べたところ、エア抜き出来てない場合、泡状のLLCが出てきて、エア抜き完了するとツーっとLLCが垂れるってお話ですな〜
LLC交換っと思ってたらびっくり!
ドバーっとLLCが吹き出しました(;^_^A
慌ててラジエーターキャップ閉めたら止まりましたけどね
再び証拠隠滅!
まあ、あんだけ吹き出してきてたらエア抜きも問題なく終わってるでしょうって事で、エア抜きボルトを締めておきました。
 
後で調べて分かったんですけど、ボルトは全部抜かないで緩める感じらしいっす、全部抜いたからドピューっと出てきたのね(笑
LLC交換諸々確認終わったらエンジン始動!
ウォーターポンプが回って、無事冷却液が循環し始めた模様。
ちゃんとフィルター内に緑の液体が充満いたしました。
たぶん、しばらく走ったら完全にエアが抜けて水面下がるでしょうから、しばらくの間はチェックしないとダメでしょうな〜
残ったLLCを持って走ろうかしらん?
補充分だったら水でも良いんですよね〜
今回の作業、作業工程自体は簡単なんですけど、車体の左右で同時に作業したほうが効率良い感じ。
手を貸してくれる人を用意しておいて、2人での作業の方が楽かもですね〜
管理人の周りには手伝ってくれる人は居ないので(泣)、しょうがないのでワンマン作業っす・・
 
っと数日後、試運転テスト走行で数十キロ走ってきたんですけど〜
なんか、ラジエーターキャップのそばでシューシュー音がしてるんすわ・・・
なんか手順間違えたかな?
LLC交換かなり暑い日だったんですけど、帰ってきてリザーブタンクをチェックしたらLLCの量が超増えてるし〜
温度が上がって容積が増えたってのもあるんでしょうけど、LLC経路内に不具合あったら嫌だな〜って
 
一番怪しいのは「フィルター」っすな!
LLC交換と言うことで新品のフィルターを手配してみました。
上がLLC交換の折に掃除だけして交換スルーしたフィルター
下が新品のフィルターでございます。
比べるとやっぱりヤバそうですな(;^_^A
掃除した時にタワシでゴシゴシしちゃったんで、汚れを押し込んで目詰まりさせちゃったかも・・・
LLC交換早速交換!
ホントここは狭いわ〜
管理人は指が太いので一苦労。ラジペン駆使してなんとか交換完了。
ケース越しに見える真っ白なフィルターが新鮮ですな〜
とりあえず、ここの不安要因は解除。
次回走行時にもチェックしてみないとですね〜
LLC交換古いフィルターに何がつまってるのか確かめたかったんで、お家に持って帰って確認。
錆や汚れとかじゃないね〜
なんか海苔状の物がフィルター内に堆積してる感じ。
千枚通しや縫い針で編み目の間を突いて汚れを剥離。
エアダスターを先端方向から吹き込んで〜
なんかすごいキレイになっちゃったね。次回補修パーツとして保管!保管!(笑
出てきた汚れは、たぶん煮詰まったLLC。結構な量が出て参りましたな〜
こりゃ間違いなくフィルターの目詰まりだわ・・・