とあるハーネス交換作業の折、テストでエンジンかけてアイドリング状態に、
「んんっ、なんかカチャカチャ五月蠅いぞ!
 
元々、エンジン音が五月蠅いBALIUSシリーズですから、走ってる時は気がつかないね〜
そうそう、BALIUSシリーズって走行2万キロ前後でカムチェーンを押さえてるテンショナーが緩んで機械音が多くなって五月蠅くなるんですよね〜
サイドカムチェーンエンジンですから、テンショナーの交換もそれほど難しくはない、
いつか来るだろうと、事前に部品は手配済み、交換をサクサクっと終わらせましょうかね〜
 
カムチェーンテンショナーこの矢印の先にあるパーツがカムチェーンテンショナー
交換することを前提とした作りで、1回外したら再使用不可
内部パーツレベルでも手配は可能だけど、この部分がセットになったアッシーでの交換をお勧めしますわ、
高い部品でも無いし、手間かけるお話でも無いっすからね
07年式の部品番号は「12048-1106」
カムチェーンテンショナー現在付いてるカムチェーンテンショナーを取り外して行くんですけど、まあ難しいことは無いですね
ただしフロント側は作業スペースが非常に狭い、
フロント側はネジロック剤を使ってある。しかも小さなサイズのボルト頭ですから、普通のスパナとかだと舐めてしまう可能性大、
メガネかコンビネーションレンチを必ず使いましょう。ボックスは入らないっす。
フロント側とリア側交互に少しずつ緩めて行けばOK
カムチェーンテンショナーはい、ビヨ〜ンと取れました。
勢いよく外れるって訳でもないので、大丈夫なんですけど、
フロント側のボルトはネジロック剤でガチガチに固めてあったのか、ロック剤のカスがスゴイ出てきましたわ。
これがカムチェーンラインに入るのは避けた方が良いでしょうね、
カムチェーンテンショナーさあ、新しい部品を取り付けましょう!
って言っても、ボルト2本でとめるだけなんで簡単。
フロント側には耐熱高強度のロックタイトを使用、リア側はそのままで問題なし。
 
アッシーに付いてきてるスプリングの入れ忘れに注意!
やってしまた自分が言うのもなんですが(笑
次の行程やった後だと目も当てられない、もう1個部品発注しなきゃいけない所でしたわ、気がついて良かった・・・
カムチェーンテンショナー部品本体の固定が完了したら、部品上部でテンショナースプリングを圧縮固定しているプラスネジを緩めます。
ゆっくり緩めて行くと「カチャン!」ってスプリングが解放される音がします。
これでカムチェーンにテンションかかるんすな、
あとは緩めたネジを脱落しない程度に閉め込んでおくだけ。
テンション抜けた状態でクランク回しさえしなければ難しい作業では無いですね、
カムチェーンテンショナー外した旧部品はこんな感じ、
テンショナー内部には固まったエンジンオイルがへばりついたりしてますね、
まあ、動きに問題は無いのでしょうけど、気になりますね
奥に見えてる細い方のスプリングがテンションかけてるんですね、細いけど硬いスプリングです。
これがへたってるんでしょうけど、目視では分かりませんな。
BALIUSシリーズは元々メカのイズが多いエンジンですので、普段乗ってる時には気づきにくいんですけどね、
静かな場所でアイドリングしてると、明らかに五月蠅いカチャカチャ音が出てるのに気がつきますね、
交換後は機械音は随分と抑えられた気がします。
難しい作業でも無いし、高い部品でも無いですから、「五月蠅くなったらカムチェーンテンショナー交換」としておきましょう。
 
それ以外の五月蠅さはなんともならないけどね(笑