オッサンがバイク好きになったのは、中学生の頃。
もちろん中学生は免許取れないので、GPライダーになった気で自転車で爆走しておりました(爆
 
16歳になったら免許取れるわけですが、当時は三ない運動「運転させない」「買わせない」「免許を取らせない」が真っ盛り。
○走族は下火になりつつありましたけど、バイクの性能アップ競争の始まりの頃。若い人の事故が多発していたんでしょうがないっすな〜
ぶっちゃけ、学校では禁止されてたんですけど、友だち二人と一緒に鮫洲で免許を取得しちゃった訳です。<とっくに時効(笑
免許取ったら、やっぱ買っちゃいますよね〜(笑
 
 
70年代後半から80年代前半は中・小排気量2stに火がつき始めて、各クラスで大幅モデルチェンジを初めておりました。50ccクラスも例外ではなく、それまでにない高性能なバイクを各社ラインアップ。
HONDA MBX50(82年発売)
パッと見、50ccとは思えない車格。乗りやすかったな〜
MBX50
YAMAHA RZ50(82年発売)
スーパースポーツRZシリーズの末弟、スリムですね〜
RZ50
SUZUKI RG50γ(82年発売)
さすが規制ブレーカー。カウル規制を打ち破ってます(笑
RG50γ
 
KAWASAKI AR50(81年発売)
空冷エンジンで最軽量。パワーウエイトレシオは1番ですね。
AR50
AR50以外は全て水冷エンジンを搭載。4車共に7.2ps。それまでの空冷2stや4stからは大きく性能アップしています。当時の各社50ccにはHONDA CB50S(4st)、YAMAHA RD50(2st)、SUZUKI RG50E(2st)なんて名車もありましたけどね。
 
リアサスもGPレースからフィードバックさせたモノサスが採用されています。HONDAはプロリンク、YAMAHAはモノクロス、SUZUKIはフルフローター、Kawasakiはユニトラックって呼称でした。
ダブルサスと比べてしなやかな乗り心地でしたな。アオちゃん(BARIUS2)はダブルですけどね(笑
MBX50のプロリンクの場合、最近のモノサスとは異なり、アッパー部はフレーム固定ですね〜
 
各社とも法定速度を大きく上回る90km/h以上のスピードメーターがついており、実際に針が振り切れる勢いのスピードが出てました。(おかげで赤いのや青いのたくさんもらった(;^_^A
 
この中で僕が選んだのはMBX50(1型)。
ホントは当時からKawasaki好きだったんで、最軽量なAR50が欲しかったんですけど、程よい中古車が全然無かったのよね〜
同じ所で購入した友人もMBX50。もう一人はオフ派だったんでYAMAHA DT50(同時期に発売された水冷オフローダー)
 
いや〜このMBX50がまた早かったっす(;^_^A
当時はメンテナンスとか、そんな知識まるで無し、ガソリン入ってれば走るでしょ!的な(実際それでも走ってたから凄い!<ARにしなくて良かったっす(笑
●エアクリーナー外して吸気ストリップ。
●クリップオンハンドル(セパハン)にレーサー用生ゴムグリップ。
●シートはアンコ抜きしてシングルシート風。
●ラジエーターガード外してレーシーに。
まあ若気の至りって感じプンプンっすな(爆
当時は写真撮る趣味とか無かったんで、写真とか1枚も残ってないのよね〜残念!
 
このMBX50の元になったのが空冷ピストンリードバルブ7.0psを搭載した「MB-5(MB50)」(79年発売)
MB-5
当時としては斬新だった特徴的なバックボーンフレーム。
好みは分かれると思いますが、レーサーチックで僕は好きでしたな〜
MB-5のエンジンを水冷化・モディファイしたのがMBX50のエンジンって感じになりますかね?ちょっと違うかもしれませんが。
 
このバックボーンフレームをそのまま流用したオフローダー「MT-5(MT50)」(79年発売)
MT-5
アメリカンチックな「ラクーン(MM50)」(80年発売)
MM50

なんてのもラインアップしてて、ちょっと面白かったっす。
 
この頃のHONDAさんは中小排気量車にも力を入れてて、非常に面白いメーカーさんでしたな
250ccも二気筒のCB250T・CB250N、単気筒のCB250RS、125ccでもCB125JXなんて今でも偶に見かけるバイクがいっぱい。
400ccでは今やプレミア付いてとんでもない値段になってるCBX400Fなんかもありました。Z400GPの方が好きでしたが(笑
 
もうあんなに楽しげなマシンが量産される時代は来ないとは思いますが、各メーカーさんには頑張ってもらいたい所ですね。