アオちゃん(BALIUS2)購入より、幾度となく換装→戻し→再換装を繰り返してきたフロントブレーキ周り。 |
その某サイトでも使っていたのがこちら。 YAMAHA YZF-R1 用 Φ16mmセミラジアルマスター これとNSR250R MC21用やHORNET用キャリパーを組み合わせて使ってらっしゃるご様子。 個人の感覚に因るところの多いブレーキタッチですが、その方は引きシロ十分、タッチも宜しいとの事。 計算上も中々悪くない感じですね〜 ただし、メーカー純正部品なんで、一般流通路には乗ってないので、入手は部品手配で面倒かな〜 管理人は某オークションで出品されてた新品・ミラーマウント付きの物を入手いたしました。 |
なんとブランドは「brembo」、ちゃんとロゴマーク入り。 でもね、これはYAMAHAさんがOEM生産してる所謂「ヤマンボ」ですな(笑 中古品のオークションでも、程度の良い物は1諭吉さん以上で取引される様なレアアイテムなんで、新品を部品発注するか、管理人の様に売ってるショップを探した方がお得かも。 カウルミラーのYZF-R1用ですから、部品発注の場合はミラーマウントは付いてないのでご注意ください。 レバーもYAMAHA純正部品が使えるので、折れたり曲がったりしても安心ですね〜 |
横型マスターから、このセミラジアルマスターに換装する場合、一つ問題点があるのでございます。 「バンジョーボルトの位置が大きく変わる」 これは結構、懸案事項になりますね、ブレーキホースの長さの問題もありますし、スイッチやアクセル関係が集約されている部分だけに、干渉問題も考えないといけませんな〜 |
とりあえずは取り付けテストっすね〜 事前に情報は掴んでおありましたけど、やっぱりな〜 アクセルワイヤーと干渉するのでございます・・・ 純正マスターはタンクの前部、14mm横型マスターはポンプの先っちょだったんで、この辺の干渉はありませんでした。 このセミラジポンはポンプ真下にバンジョーを取り付ける形になるので、アクセルワイヤーの真上って感じっす。 出来るだけ干渉しないようにワイヤー内側にすると、ブレーキレバーの垂れ角が大きすぎますね〜 |
ワイヤーの間に出すように設置すると、レバー垂れ角は丁度良い感じだな〜 この写真では出来るだけ干渉が少ない様にストレートアダプターを付けてチェックしております。 通常のバンジョーボルトとアダプターの場合はもっと干渉が大きくなって、アクセルワークに支障が出る可能性が・・・ ワイヤーアウターに傷が入ったりする事もありそうですね〜 |
ブレーキホースを仮付けして、横から見たらこんな感じっす。 このままだと、ブレーキホースは下側に少々垂らしてセットしないと不具合起きそう。 けっこう長いホースに変えないとダメかもしれませんな〜 という事で、セミラジポンに換装する場合の問題点がだいぶ見えてまいりました。 ちょっと検討&パーツ手配してみますかね〜 |
取り付け検証も完了、懸案事項はこんな感じ。 ●ブレーキホース・バンジョー部とアクセルワイヤーの干渉を最小限にできるか? ●ブレーキホース長が不足しているので、長いものを手配?、延長? ●普通にブレーキホース配置すると、結構垂れ下がる。対策は? ●ブレーキスイッチハーネスがギリギリ届いてる。抜け・断線対策は? うまいこと対策できるかチト不安。色々とWebをググって対策打ってみますかね〜 |
探せばあるモンですね、ブレーキホースエクステンション。 流石はデイトナさん分かってらっしゃる!(笑 NISSINのブレーキマスターの取り扱いもしてますから、この辺りの要望が有るのは把握されてるんでしょうね。 ブレーキマスターの吐出部分から、直接ホースを延長できるアダプターですね。 これなら取り付け部のサイズはホース径だけ、アクセルワイヤーとは干渉しなくなりそうな予感。 コレ一個で懸案事項2つ解消できますな。 ホース取り付け側が凸になってるのがあれば、直接ホースをつなげるんですけど、贅沢は言えませんね(笑 |
一応、上のエクステンションで100mmは延長されるので、不要かとは思いますけど、手配しておきました。 今付けてるメッシュホースは635mmでパッツンパッツンなんですが、かなり長目の760mm(+125mm)。 エクステンションを使わずに、直接マスターとキャリパーを繋ぐ場合はこんくらいかな〜 |
ラジアルマスターの場合、横型と違ってマスター側のエア抜きもちゃんとやらないと上手くいかないそうな。 という事は、いつものエア抜き作業よりも多くフルードが必要になりそう。手持ちのフルードでは足りないな〜 っという事でブレーキフルードも手配。いつも使ってるHONDAさんのDOT4 ULTRA。 今回のマスター交換でアオちゃん(BALIUS2)のフロントブレーキ関係は〜 マスター:YAMAHA純正 + キャリパー:HONDA純正 何でフルードくらいKawasaki純正にしないの!? 答え:HONDAさんの安くて安心だから(爆 |
ブレーキスイッチハーネスの長さが足りない分は、延長コードで対応することにします。 汎用品買っても良いのですが、もったいないので平型端子で作ります。 エーモンさんの平型端子セットNo.1134と配線コードAVS0.75を選定。安上がり〜 高い既製品買うのアホらしいっすね(笑 |
青空ガレージ故、夜間作業不可でございますから、平日に出来る準備作業と言えばこれくらい。 ブレーキスイッチ用ハーネスの延長線の作成っすな〜 まあ、ちゃんとした電工ペンチさえ有れば、特に難しい作業もないし、作業時間は30分もあればOK。 ♂♀端子をカシメたケーブルをシュリンクチューブで束ねただけの、簡単な物ですけど、これがあればケーブルの長さを気にせずにマスターレバー位置調節を行えます。 長すぎても邪魔になるので全長10cmで作成しておきました。 |
ちなみに、僕が愛用している電工ペンチはこれ。 端子やケーブルと同じエーモンさん、No.1452 平型端子やギボシ端子だけじゃなくて、圧着端子なんかもこれ一本で対応できるし、ケーブルカッターや被覆ハギも完璧。 何しろ値段が安いってのが良いですね(笑 偶にしか使わない工具ですけど、無いと不便っすな〜 ちなみにラジコンのサーボ端子とかには大きすぎて使えないと思いま〜す。 |
さあ、準備も整いましたので、早速換装作業に突入してみましょうかね〜 っても、青空ガレージですから、土日祝祭日にやるしかない。ホント、屋内ガレージほしいわ〜(ToT) しっかし、フロントブレーキ周りの換装作業って、何回やってるんだろう? そろそろ、最終版になって欲しいっすな〜 |
さてさて、準備も整いましたので、早速取り付け作業っすね〜 デイトナさんのブレーキホースエクステンションにストレートアダプターを取り付けて、メッシュホースと接続。 曲がり方も長さもバッチリっす〜 ブレーキスイッチも延長コードを使って接続。 こっちも折り返す感じで丁度良い長さですな〜 |
干渉部分が細くなったおかげで、アクセルワイヤーの内側への配置が可能になりました、 こっちの方が、自由度大きいから良かったっす。 アクセルワイヤーとスイッチハーネスの間にブレーキホースが出るような感じですね。 |
設置は手間もかけずに完了いたしましたが、ここからが肝心な所です。 幾度となくブレーキフルードのエア抜き作業はやってまいりましたが、ラジアルタイプのマスターのエア抜きは初めて。 マスター側からエア抜きしないとダメってお話なんで、注射器を接続して、早速エア抜き開始〜 全然エア抜き出来ないぞ〜! |
ん〜そのまま放置するわけにもいかないので、ちょっとシンキングタイム。 今回はキャリパー側も空っぽ状態なんで、そのせいでエア抜けない可能性もあるな〜 という事で、試行錯誤のエア抜き大会。 ●キャリパー側から負圧をかけて、ある程度フルードを落としてくる。 ↓ ●マスター側で多少当たりが出てくるまでエア抜き。 ↓ ●キャリパー側で出来る限りエア抜き。 ↓ ●マスター側で出来る限りエア抜き。 ↓ ●再度キャリパー側でエア抜き ↓ ●マスター側でシメのエア抜き。 こんな感じで何とかエア抜き完了〜 良かった良かった(^。^;)ホッ! 一週間後くらいに、もう一回エア抜きすれば完璧かな〜? |
アオちゃん(BALIUS2)ver.セミラジアルマスター完成! お〜この組み合わせはカナリ良い感触! レバーストロークはちゃんとあるのに、カチッとしてる。 しかも、そこからまた握り込める感じ。 CBR954RRキャリパー + YZF-R1マスター シングルディスクでは最強のコンビかも! 走行テストしてみないと、分かりませんけど、今のところはカナリ嬉しい仕上がりっすわ〜 |
そんなこんなで2週間ごしで、やっとこ走れる状態まで到達いたしましたので〜 テスト走行にゴー!梅雨時の晴れ間は貴重です。(換装作業は2014年6月末に実施してます) 雨降り出す可能性高い状態でフロントブレーキのテスト走行ってのも、かなり危険なお話ではございますので、チャッチャと終わらせないとヤバイ。 勿論、高速道路走行なんて以ての外。R357下道オンリーで30kmほどのストップアンドゴーでのテストっす〜 結論:「やっぱり最強!過去最高!使いやすい!」 ストロークもちゃんとあるし、柔らかい感触。でもタッチはカチッとしてて、エア噛みのフワフワ感ではないソフトさ。 握り始めのソフトな部分はスピードコントロールに有効。カチッと来てから更に握り込むと強力な制動力を発揮しますね、感覚的には、握った分だけちゃんとパッドがディスクに押しつけられてる感じ。 これはもう、非常に使いやすいですね〜 まるで、自分がブレーキ上手くなったような感じするもんな〜、気のせいですけどね(爆 レバー位置の調整範囲も大きくて、近めが好きな管理人も大満足の配置でセット完了。もう横型には戻れない予感(笑 やっぱり、高性能キャリパー、パッドの性能を引き出すにはブレーキマスターの性能ってのも重要なんすね〜 レーサーやSS、ツアラーなんかが、超高級マスターを惜しげもなく奢ってる意味を理解いたしましたわ。 |
お約束をすっかり忘れておりました(笑 タンク別体マスターを付けたときはやらないとね〜 分かる? そう、リストバンド!(照 90年代のレーサーとかがエア噛み対策で目一杯入れたフルードの漏れ対策でやってたモンっすよね? 意味は無いと思われますが、まあ、ファッションすね(笑 手近にあったB'zさん25周年ツアーのリストバンドを付けてみました〜 |
B'zさんの白いリストバンドでは汚れが目立ちそうなんで〜 Kawasaki純正オプション投入! Ninjaさんリストバンドっす〜(笑 これって、本来の目的の為に使ってる人って要るのかしらん? セールで安かったんで買っちゃいました(笑 |
後日、アクセルワイヤーとの干渉問題を完全にクリアするため、スロットル&右スイッチボックスの交換に踏み切りました。 これによって、brembo(ヤマンボ)マスターとCBR954RRキャリパーとの接続がダイレクトになり、ハンドル周りがスッキリ収まった感じになりました。詳しくはこちら |
ホント、過不足無く、有るべき物が有るところに収まると言うのは、精神衛生上非常に好ましい感じっす。 0度のバンジョーでも良かった気もしますが、若干メンテナンス性が悪くなりそうなんで、45度を採用。 メッシュホースは最初に付けてた車種専用の物がジャストフィットでした。 なんか、一周回って損した気がするのは何故だろう・・・ |
そんでもって、最終的にはバンジョーアダプターをストレート(0度)の物に換装。 やっぱりこっちの方がスマートでしたわ。 若干垂れ下がる形だったブレーキホースは、まっすぐ降りてゆく感じになって、フルードの流れも最適化されてるっぽい。 0度のバンジョーアダプターは最初にメッシュホース化したときに買ったヤツ。 これでフロントブレーキライン周りはスタートに戻った感じ。ホント遠回りしてるわ〜(;^_^A |
今回の一連の換装作業にあたって、アクセルワイヤーとバンジョー周辺の干渉問題は事前に掴んであったんすけど、「まあ何とかなるでしょう」って軽い気持ちでスタート。 後から色々やる羽目になったし、余計な部材も色々と購入してます。皆さんはちゃんと「計画的に実施」しましょうね。(笑 と言うか、プロに任せるのがベストですよ〜 |